椎野 好香さん — Foothill College(フットヒルカレッジ)University of California Berkeley(カリフォルニア州立大学バークレー校)での留学体験

椎野 好香さん — Foothill College(フットヒルカレッジ)University of California Berkeley(カリフォルニア州立大学バークレー校)での留学体験

名古屋出身の椎野好香さんは2010年にフットヒルカレッジに留学し、2013年にカリフォルニア州立大学バークレー校に編入しました。同大学では国際開発学の学士号を取得し、2015年に卒業しました。現在は大学院進学を目差して頑張っています。

アメリカに留学したきっかけは何ですか?

30年程前に米カリフォルニア州サンディエゴにあるサンディエゴ州立大学を卒業して現在日本で暮らしている父の奨めで、中学卒業後、同州の高校に留学しました。留学を通して、世界に視野を広げてほしいという父の希望に応え、留学を決意しました。

留学先にこの学校を選んだのはなぜですか?

多文化な環境で大学生活を送りたいというのが私の留学目的の一つでした。フットヒルカレッジには100カ国以上から留学生が集まり、毎年たくさんの学生が4年制大学に編入します。留学生の編入サポートやクラブ活動などの充実度、そしてとてもリラックスした緑の多いキャンパスがとても魅力的でした。また、フットヒルには世界名門校で博士号を取得された輝かしい実績を持つ教授陣が多く、授業内容の濃さには定評があり、4年制大学に近いレベルのクラスが受講できると聞きました。これらの理由によりフットヒルカレッジを選びました。

この学校を選んでよかった事は何ですか?

世界中に友達ができたことです。編入後も頻繁に連絡を取り合っています。2年前の冬にはフットヒルで出会った香港、中国、マレーシア、メキシコの友人たちと一緒にメキシコを旅しました。メキシコの友人のご両親のお宅に3週間滞在させていただき、メキシコのクリスマスとお正月を体験することができました。様々な国々からの友人を通して、日本以外の文化や国について学ぶことができます。

留学中、恋しくなるものは何ですか?

日本にいる家族や友人と過ごす時間が一番恋しいです。現在ではスカイプやLINEにより簡単に連絡はとれるものの、やはり直接会って、同じ空間で一緒に過ごす時間とはかなり異なります。日本食は恋しくないのかとよく日本の友人に聞かれますが、私の住んでいるベイエリアは日本食レストランやアジア系のスーパーがたくさんあるので、食に関してはそこまで恋しくありません。

アメリカに来てどれくらい立ちますか?英語はどのくらい上達しましたか?2年制大学のプログラムは4年制大学での勉強の準備にどう役に立ちましたか?

アメリカに来てから9年が経ちます。今では困難なく大学での授業内容は理解できます。逆に一番難しいのは大学の友人との会話の中のくだけた英語やスラングですね。

アメリカの大学の一つの特徴はライティングの課題の多さです。これは英語を母国語としない留学生にとって、とても困難な課題ではないかと思います。私自身とても苦労しました。4年制大学のライティングの量は、コミュニティカレッジに比べると、かなり量が増えました。しかし基本的なリサーチペーパーやエッセイの書き方をフットヒルカレッジで学んだおかげで、バークレーではスムーズに課題を終わらせることができました。

アメリカに来て一番驚いたことは何ですか?

私が今まで出会った学生(地元の学生と留学生)は教育・社会問題に対してとても熱心に考えていて、NPOなどの活動に自発的に参加したり、自分たちでグループを立ち上げたり、そういった彼らの行動力にはとても驚かされます。最近、私の友達は低賃金で働く学校の労働者の賃上げを要求するのに学生を集めて委員会を設立しました。このように「考え」だけで終わらせてしまうのではなく、容易に「考えを行動に移す」ことができる学生が身近にたくさんいることに今でも驚かされます。

がっかりしたことは?

がっかりしたことは特にありません!

言葉の違いをどう克服しましたか?

言葉の壁を乗り越えるにはとにかく英語を勉強するしかありませんでした。毎日手帳を持ち歩き、わからない単語はカタカナで書いて、ひたすら辞書を引いて覚えました。新しく習った単語を忘れないためにその単語をできるだけ日常の会話で使う努力をしました。

経済的な面で苦労したことはありますか?

留学するために必要となる費用は高額なため、経済的にはかなり厳しいです。しかし、今はOPTプログラムを利用して、少しではありますが収入を得ていますので、父のサポートと自分の稼いだお金でやりくりしています。

日本の学校の授業との違いはどうですか?

日本の大学の授業を受けた事がないので、比較して意見を言う事はできませんが、日本の友達からよく聞くのは、先生と学生の教育や研究に対しての意欲が違うということです。アメリカの大学では、先生は自分の授業に学生の目をどう向けさせるかを常に考慮して講義を行っています。また、学生もそれに答えるように授業を熱心に受け、常に新しい知識を求めるという情熱が伝わってきます。

授業内容は前回の授業で出された大量の宿題(とくにリーディング)が次の日の授業内容とつながるため、毎日授業について行くのがとても大変でした。そのリーディングの内容に基づいた質問を先生が授業で学生たちに投げかけ、議論をしていくというパターンがよくありました。モチベーションが高い先生や学生たちが集まっている授業は、常に刺激を与えてくれました。

どのような課外活動に参加していますか?

フットヒルカレッジの生徒会にActivities Coordinator (アクティビティーコーディネーター)として所属し、学校内で行われるイベントの企画に携わりました。そのほかにも日本文化クラブの会長として、毎週ミーティングを開き、さまざまな日本の文化のイベントを行いました。特に食べ物(おにぎり、白玉団子など)をテーマにしたワークショップは人気でした!

人を作ることは難しいですか?

やはり最初は「言葉の壁」があってなかなか友達ができませんでしたが、クラブ活動やボランティア活動を通して友達ができるようになりました。

アメリカでの留学は目標達成の上でどう役立つと思いますか?

私の目標は大学生・留学生のAcademic Advisorになることです。アメリカでの留学経験をもとに日本や他国からの留学生に大学生活を有意義に過ごせるようアドバイスしていきたいと思っています。

これから留学予定の学生に何かアドバイスはありますか?

留学前に習った英語は、自分自身が持つ大きな力となります。学校への入学を希望するにあたり、Entry ExamやTOEFLを受けなければなりません。テストの点数でどのレベルのクラスから受講できるかが決まります。ですから、英語をしっかり勉強しておくと、時間とお金の節約になります。しかし、「英語ができないから留学は無理!」とは決して思わないでください。私はアメリカに来てから英語を一から学び始めました。留学して後悔したことは一度もありません。留学を通して、学んだこと、出会えた人々、思い出は、私にとってかけがえのないものです。日本を飛び出して一度しかない人生を自由に自分らしく生きてみてください。

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